ミュージシャンの大滝詠一が亡くなって10年経ちました。
シティポップの代表格「A LONG VACATION」(ロンバケ)
森進一や 松田聖子、太田裕美に楽曲を提供した作曲家である大滝詠一。
山下達郎らを輩出したレーベル「ナイアガラ」の運営者であった大滝詠一。
プロデューサーでもあった大滝詠一。
大滝詠一のプロフィール
大瀧詠一の死因は?
2013年12月30日に午後7時ごろ、ミュージシャンの大滝詠一(おおたき・えいいち、本名=大瀧 榮一)さんが亡くなりました。年齢は、65歳でした。
大滝詠一はリンゴを喉に詰まらせた窒息死?
大瀧詠一はの死因は死因は解離性動脈瘤?
自宅で倒れた後、病院に運ばれたが帰らぬ人となりました。警視庁福生署などによると、大滝さんはリンゴをのどに詰まらせたのではないようです。所属レコード会社によると、死因は解離性動脈瘤(りゅう)ということです。
解離性大動脈瘤とは?
解離性大動脈瘤は、大動脈解離とよく似て言います。
大動脈は、外膜、中膜、内膜の3層構造となっており、十分な強さと弾力を持っていますが、なんらかの原因で内側にある内膜に裂け目ができ、その外側の中膜の中に血液が入り込んで長軸方向に大動脈が裂けることを大動脈解離といいます。
原因は不明ですが、動脈硬化や高血圧が関係しているともいわれています。マルファン症候群などの大動脈の中膜が弱い先天性(生まれつき)の病気との関係も知られています。
中膜に流れ込んだ血液は、新たな血液の流れ道(解離腔または偽腔)をつくり、それによって血管が膨らんだ状態を解離性大動脈瘤(大動脈解離)といいます。外側には外膜一枚しかないため、破裂の危険性を伴います。
大滝詠一の豊かな音楽遺産~【君は天然色】
曲 名:「君は天然色」(きみはてんねんしょく)
発売日:1981年3月21日 大滝詠一通算7作目のシングル
作 詞:松本隆
作 曲:大瀧詠一
歌い出:「くちびる つんと尖らせて、何かたくらむ 表情は」
TOPIX:
作詞は『A LONG VACATION』収録の他の曲同様松本隆へ依頼したが、松本隆は仲の良かった妹を病気で亡くし、スランプに陥っていたため制作が遅れていました。
松本が、立ち直り、この作詞が出来上がったのは、構想から半年経過していました。
松本は、妹を失ったどん底の精神状況で見た街の色から「想い出はモノクローム」というフレーズを思いついたそうです。それに続く「色を点けてくれ」という詞も「人(妹)が死ぬと風景は色を失う。だから何色でもいい。染めてほしいとの願いだった」ということらしいのです。
松本隆さんにとっては、妹さんに込めた思いの強い歌になったようですね。
大瀧詠一の豊かな音楽遺産~幸せな結末
曲名:「幸せな結末」(しあわせなけつまつ)
発売日:1997年11月12日 大滝詠一の通算14枚目のシングル
作詞:多幸福
作曲:大瀧詠一
歌い出:「髪をほどいた 君の仕草が、泣いていいるようで 胸が騒ぐよ」
TOPIX:
ドラマ『ロングバケーション』主題歌になった。木村拓哉が主演、松たか子が出演したことで、当時大人気のドラマになり、『幸せな結末』は大ヒットしました。」
大滝詠一の豊かな音楽遺産~さらばシベリア鉄道
曲 名:「さらばシベリア鉄道」(さらばシベリアてつどう)
発売日:1980年11月21日
作 詞:松本隆
作 曲:大瀧詠一
TOPIX:
太田裕美に提供された曲。1981年3月21日に、大瀧詠一自身が、セルフカヴァーしている。
大瀧詠一の豊かな音楽遺産~楽曲は二つに大別される!
メロディー・タイプ
大滝 作品は、「ロンバケ」に代表される、
1969年~1972年、「
しかし、1973年には、「
ノベルティ・タイプ
一方、「ノベルティ・タイプ」は、言葉遊びやジョークを多用した実験的な楽曲も多く作っています。
大滝詠一が【ナイアガラ・レーベル】を設立!
ナイアガラ・レーベルは、かつて大滝詠一が主宰していたレコードレーベルです。
大滝詠一が自身の1stソロ・アルバム『大瀧詠一』の原盤管理に関して、ベルウッド(キングレコード)に疑問を抱いたことが発端になったと言われています。同社ベルウッド(キングレコード)ではマスターテープ以外のレコード製作過程のマルチテープの音源が廃棄され、未発表の原盤のほとんどが失われてしまっていました。
つまり、レコード会社から「商品価値無し」「売れない」とレッテルと貼られた楽曲のマスター音源は、永遠にこの世から消え去る運命にあったのです。
アルバム「大瀧詠一」の1995年にCDで再発された際の収録曲のシングルバージョン以外のアルバム収録曲の未発表音源は、テープを大滝が個人で所有していた為収録が出来たのです。
つまり、未発表音源のテープは、アーティスト自身が持ち帰って個人所持しないと廃棄されてしまうのです。
実際、キングレコードにアルバム「大瀧詠一」のマルチ音源はなく、レコードに収録された2チャンのマスターテープしか残されていなかったのです。
大瀧詠一!ノベルティ・タイプを中心に活動!
大滝は「全ての音源を廃棄されずに守るには自分で原盤権を持たなければならない」と、自身の作成する原盤すべてを管理・保存することを目的に、1974年に[ザ・ナイアガラ・エンタープライズ]という会社を設立しました。
これはアーティストが、如何に全てのマスター音源やマルチトラックの音源を失いたくないかが伺える出来事として評価されます。
[ザ・ナイアガラ・エンタープライズ]にはパシフィック音楽出版(PMP、現・フジパシフィックミュージック)も出資し、PMPが制作費を出す代わりに出版権を持つことになったくらいです。
確かに、世に出なかった音源が、レコード会社によって廃棄されるというのはひどい話ですね。発売されるかどうかは、商業的な意味も含めて、レコード会社の意向ですから、アーティストにとっては「自分の子どもくらい大切な【楽曲】」を捨てられるのは耐えられないというのは当然ですよね。
1974年、「ナイアガラ・レーベル」設立し、バンド 時代に出しきれなかった表現(主にノベルティ・タイプ)を追求するため、自宅に録音スタジオ を併設し、実験的かつ 先進的な ノベルティ作品を生み出しました。
大瀧詠一!メロディー・タイプ 路線にかじを切る!
大滝詠一について山下達郎が語る!
大滝詠一について萩原健太が語る!
『EACH TIME 40th Anniversary Edition』が発売!
大滝詠一最後のオリジナルアルバム「EACH TIME」が今年で発売 40年 となり、記念盤が2024年3月21日に、ソニーから発売されました。限定版のボックスセットや 通常版CD には、ラジオで一度だけ放送されたものの未発売だった「
個人プロフィール等が話題になっているアーティスト一覧!
この記事以外で、男女関係、家族、下積み時代・病気・誕生・死去等が話題になっているアーティストについて書いてある記事をまとめてみました。
気になる、アーティストがおられましたら、ご覧くださいね。
例)
コメント