木許隆(きもとたかし)が指揮者になった日、指揮者・教育者としての実績

 木許隆氏は、兵庫県出身の指揮者であり教育者です。ウィーン国際音楽コンクール(指揮部門)で、当時史上最年少で特別賞を受賞された方です。
 木許隆氏の人となりに触れながら、彼の足跡について記していきたいと思います。




木許隆(きもとたかし)氏が指揮者になった日

木許隆(キモト タカシ)
兵庫県播磨町出身
(高砂市と明石市の間)
生年月日は多分1973年生まれ位
歌手のaikoさんが大阪音楽大学の後輩だとおっしゃっていたので、そのくらいだと思います。)
 2001年に知り合った頃は、こんなに有名な人になるとは思わなかったので詳しくは知らないのです。今更、メールで聞くのも気まずいですし。(笑)
木許隆[キモトタカシ]
大阪音楽大学音楽学部・器楽学科を経て、ウィーン国立音楽大学マスターコース(指揮)修了。
引用元:音楽之友社「保育者のためのリズム遊び-幼児・小学校低学年の器楽指導」
(本人談)
 木許隆氏は、高校の時の音楽の成績があまり芳しくなかったようです。後に、大阪音楽大学に進学し、ウィーン国立音楽大学マスターコースを修了しました。更に、ウィーン国際音楽コンクール(指揮者部門)において史上最年少にて特別賞を受賞しました。その後、帰国した木許氏に対する高校の音楽教師の言葉がユニークでした。
 「木許の音楽の成績に低い評価を付けた事は、音楽教師としての汚点であり、不覚であった」と、高校時代の音楽教師に言わしめたのだそうです。  以上(本人談)
 木許隆氏は、笑いながら、このエピソードを話して下さいました。
 しかし、私には、心の底から笑えない事情がありました。
 大学時代は、合唱団に所属していました。合唱もさる事ながら、ピアノ伴奏や指揮者や選曲に関しては、基礎的な知識と技能を持ち合わせている限り、評価や指導においては、感性に頼ることが多いと感じていたからです。
 私は、小・中・高・大学で、音楽を学び、働き始めてからも15年余り、音楽に関わる事が多かったのです。その経験から、私が思っている事があります。
 特に、評価する事においては、評価する側の感性が重要であり、その影響が大きいと思っています。
 良きにつけ悪しきにつけです。批判を恐れずに言えば、審査員や評価者の感性をよりどころにしていることが多いと感じます。言葉を変えれば、客観よりも主観に重きを置いていると感じる場面を何度か経験しました。勿論、主観と言っても、理論と知識と実績に基づいた上での主観ですが。
 専門家でもない私が言うのもはばかられるのですが、音程やリズム等が楽譜と異なるというのは客観的な指摘だと思うのです。しかし、「心を込めて」とか「語りかけるように」とかという表現は、私には主観的としか思えないのです。
 話を戻します。木許隆氏の高校時代の音楽教師は、高校の音楽の教育課程に準じて彼を評価しなければなりません。しかし、おそらく、音楽に対する感性の部分で木許 隆氏の音楽を供しにくかっただけなのではないでしょうか。私はそう思いました。
 一方、ウィーン国立音楽大学マスターコース(指揮)では、指揮者に特化した教育がなされたと思います。指揮者に特化して学びたいと思い、強い目的意識を持って通ったと思われます。大阪音楽大学を経て、ウィーンに行かれたのですから、そこの大学教授に師事する気持ちで海をわたったのでしょう。
 そこまで、分かっている木許隆氏だからこそ、笑い話で、私に話してくれたのだと思います。
 私も、音楽の能力を評価しなければならない立場に立った事もありました。だからこそ、思うのです。音楽で人を評価する事の難しさを。
 余談になるかもしれませんが、私の、高校時代の音楽の恩師はとてもユニークでした。
 歌のテストでは、「最後まで歌ってくれれば、90点。上手に歌えたら、加点です。」とはっきりおっしゃいました。声が小さくて、先生にしか聞こえなくても、最後まで皆歌っていました。
 器楽演奏も好きな楽器を選んで間違っても最後まで演奏したら90点でした。
 ある面、小中学校の時の音楽テストの方が厳しかったです。(笑)
 良い例えを見つけました。
 採点出来るカラオケがありますよね。
 プロの歌手が100点をなかなか貰えないのと同じようなものです。要は、採点(評価)する基準に合致すれば、例え不快感があっても100点とれる可能性はあります。
 カラオケで「何故、下手なお前が100点なんだ?」という声が聞こえますよね。
 逆に、いくら、聴衆の心に訴える歌を歌っても、採点基準から外れていれば、好評価は得られないのです。「何故、あの人が70点なの?機械が壊れているの?」と。
 木許隆氏は、その後いくつかの大学で勤務され、
2019年からは、 岐阜聖徳学園大学短期大学部准教授
になられ、全国音楽教育学会の理事長もされています。

全国大学音楽教育学会

理事長 木許 隆

全国大学音楽教育学会ホームページにアクセスしていただきありがとうございます。

本学会は、1982年に当時の保母養成校の教員が教材を開発したいという思いから発足した研究会を母体としています。学会が創設される前には、一人の若手研究者が全国各地の養成校へ電話をかけ、各地で行われていた研究会へ足を運んだという記録も残っています。そして現在、北海道、東北、関東、中部、関西、中・四国、九州、全7地区500名以上の研究者によって組織され、夏には各地区を主管とした全国大会を開催しています。また、年度末には研究紀要を発行するなど全国的な活動と、各地区主催の研究大会や勉強会を実施しています。

本学会が創設され、時代は昭和、平成、令和と移り変わりました。当然のことながら子どもが置かれている環境も大きく変化し、子どもに係る法令が新設されたり改定されたりしています。その中で本学会は、子どもをどのように育てるか、また、子どもを育てる保育者や教員をどのように育てるかなどを考え研究活動を進めています。

子どもが大人になることは、簡単なことではありません。音楽をとおして私たちができることを共に考えませんか。是非、本学会へご入会ください。

引用元:岐阜聖徳学園大学短期大学部HP
 木許隆氏が指揮者として名を轟かせたのは、下記の、ウィーン国際音楽コンクール(指揮部門)で史上最年少で特別賞を受賞したことです。
木許隆[キモトタカシ]
大阪音楽大学音楽学部・器楽学科を経て、ウィーン国立音楽大学マスターコース(指揮)修了。1993年、ウィーン国際音楽コンクール(指揮部門)において、史上最年少にて特別賞を受賞し帰国する。また、播磨文化奨励賞を受賞。兵庫大学短期大学部講師を経て、中京短期大学准教授。全国大学音楽教育学会、日本音楽表現学会、日本管打吹奏楽学会、会員
引用元:Wikipedia
その後、岐阜聖徳学園大学短期大学部音楽科准教授になられています。




木許隆の指揮者としての実績

 木許隆氏は、兵庫県西部の各地の小中学校や高等学校に指揮者のスキルを生かして、特別講師的に出張指導に行かれていました。
 指揮者としても、いくつかのコンクールで入賞を果たしておられます。

木許隆の指導者としての実績

 更に木許隆氏は、出身地の兵庫県播磨町の近隣の町、三木市にはかなり頻繁に訪問されていました。ピアノ演奏を中心としたコンサート形式のものや、指導者としてのスキルアップの講習会などに積極的に取り組んでおられます。
 以下が一例です。

指導者講習会 木許 隆氏を招いて

演奏活動だけではなく、指導者の育成にも力を注いでおられる木許 隆先生をお招きして、子どもたちへの指導方法などについて気軽にお話ができるよう、講義方式ではなく話し合いに近い勉強会を開催します。
日々、子どもたちの指導をされているなかで、どうしたらいいのか、どうしていけばいいのか、これでいいのかなどをお話しします。

2013年 9月21日(土)
14:00~16:00  (受付13:30~)

会  場:三木市文化会館 ふれあいホール
入場料:一 般  ¥1,000 (税込) 前売り券のみ
【 当日入場、学生入場不可 】


■主催:三木音楽家協会・三木市文化会館
(公益財団法人三木市文化振興財団)
【お問い合せ・プレイガイド】
三木市文化会館 TEL0794-83-3300

講師:木許 隆(きもと たかし)

大阪音楽大学音楽学部器楽学科を経て、ウィーン国立音楽大学マスターコース修了。ウィーン国際音楽コンクール(指揮部門)において最年少で特別賞を受賞し帰国。演奏活動を展開する一方で、子どもの音楽教育について興味を持ち研究を始める。
現在、岐阜聖徳学園大学短期大学部幼児教育学科准教授。全国大学音楽教育学会、日本音楽表現学会各会員。

引用元:三木音楽家教会
 最近は、指揮者のスキルやピアノ演奏のスキルを活かして、幼児や小学生の音楽教育に積極的に取り組まれておられるようです。大学の専門も著書も幼児や児童の音楽教育に関わるものが多く見られます。
 また、幼児や児童の音楽教育に携わる方の研修や育成にも、注力されています。
 著書も多数ありますので、是非ともご覧になって下さい。




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