「童謡の小径」は「赤とんぼ」「里の秋」「夕焼け小焼け」等の歌碑(石碑)と曲を視聴可能!童謡が煩いと言う意見にも対応できる?!

「童謡の小径」が自然豊かな、兵庫県たつの市の「たつの公園」の一角に設けられているのをご存じですか?

「童謡の小径」にまつわる、情報や深い話を記したいと思います。

 

 





「童謡の小径」はたつの市にある!

 兵庫県にある、たつの市は、昭和62年に全国から「あなたの好きな童謡」を募集しました。選ばれた上位8曲を対象にして、その童謡にふさわしい環境を整備しました。メロディーが流れるセンサー(感知装置)付きの童謡歌碑を設置し、「童謡の小径」として龍野公園の一角の白鷺山に整備されました。
 最初は特定の踏み石を踏んだ時に、音楽が鳴る仕組みでしたので、結構楽しめたようです。どの踏み石を踏んだら、どの音楽が鳴るのか?と。
 私も、その当時の事は知りませんが、ある高校生のNHK放送コンテストでのアナウンス部門でのアナウンスが手元にありますので、ご紹介いたします。
 校内放送を想定したアナウンスですが、放送コンテストの性格上、時間に制約がありますが、「童謡の小径」についてとてもよくまとまっているので、ご紹介します。(私は、このアナウンスのCDを何回も聞いています。とても良いアナウンスですので聞き漏らしはないと思いますが、あくまでも、音源を聞いての書き起こしですので、誤字脱字があるかもしれませんが、ご了承下さい。)
 近隣の龍野高校の生徒さんの作品です。「童謡の小径」の様子は勿論、その企画を考えた人の願いも伝わる、良いアナウンスでしたので、ご紹介いたします。
2010年 第57回NHK杯 全国高校放送コンテスト
アナウンス部門決勝 優秀賞
  清水美優(龍野高校3年)
「今月の校内ニュースは隠れスポットの紹介です。 皆さんは、学校の裏山で懐かしいメロディーを聞いたことがありますか。どうやら裏山を歩くと どこからともなく童謡が流れてくるらしいのです。
 それを聞いた生徒の間では、【お化けの仕業】疑惑が浮上しています。 そこで裏山を探ったところ 7つの石碑があったのです。 これは全国から好きな童謡を募集し 、 (赤とんぼ)など人気の童謡7曲の石碑などを設置したものでした。そして石碑に続く碑(いしぶみ)の中で センサーを埋め込んだ石を踏むと曲が流れるようにしたそうです。 つまり私たちに懐かしの曲を届けていたのは 【お化け】ではなく人々の遊び心だったのです。 観光協会の松本さんは『この仕掛けは[童謡の里]たつのらしい 心温まる仕掛けです。 この場所が皆さんにとって ふるさとのパワースポットになってほしい。』とおっしゃっています。 学校と裏山を結ぶ童謡の小径。皆さんが石へと踏み出す一歩はどんなメロディーを奏でるのでしょうか。」
引用元:NHK杯全国放送コンテスト実行委員会
 因みに、清水美優さんは、兵庫県たつの市出身の方です。確か京都の大学に進学されました。「清水美優と検索すると別人と思われる清水美優さんが出てきます。ご注意ください。
 私が、たつの市の「童謡の小径」を知り、その後訪問したのも、このDVDを聴いたのがきっかけです。
選ばれ、石碑やメロディーに採用された童謡は、以下の通りです。
★赤とんぼ、
里の秋、
夕焼け小焼け、
七つの子、
ちいさい秋みつけた、
みかんの花咲く丘、
月の砂漠、
叱られて

 




「童謡の小径」では、「赤とんぼ」「里の秋」「夕焼け小焼け」等の歌碑(石碑)ることができる!

 童謡「赤とんぼ」の作詞で知られる詩人・三木露風がたつの市の出身であることにちなみ、「赤とんぼ」を代表に合計8曲の童謡の歌碑を見る事ができます。
「龍野公園」の一角には童謡の歌碑が設置された「童謡の小径」が整備されている。童謡「赤とんぼ」の作詞で知られる詩人・三木露風が同市の出身であることにちなみ、「赤とんぼ」をはじめ「里の秋」、「夕焼け小焼」、「ちいさい秋みつけた」など8曲の童謡の歌碑を設置。それぞれの歌碑は作詞者の出身地の石で作られている。
 因みに、「龍野公園」は、旧龍野市街地の一角にあり、古い町並みが歴史を感じさせます。龍野公園のある白露山の頂上付近には国民宿舎、「旧:赤とんぼ荘」があります。(2021年3月28日から宿泊・休憩業務を休止していますが、旧:赤とんぼ荘にて喫茶「メイプル」は営業しています。)
 近くには、県立龍野高校があり、裁判所や、たつの中央公民館もあります。
 因みに、私がバイク好きという事もあり、全くの余談ですが、日本の4大オートバイメーカーとして有名な一つである、「ヤマハ」創世記の代表的なバイク「YAー1」(ガソリンタンクが赤色でスマートなシルエットがトンボを連想させる為、<赤とんぼ号>と呼ばれている 125cc)が、ナンバーが切れた状態とは言え、龍野公園東側の元店舗の一角に置かれています。
 童謡の里、たつの市の、童謡の小径のある、白露山の麓に、偶然とはいえ<赤とんぼ号>があるなんて!このバイクのオーナーさんの思い入れが感じられます。
 (しかも、ヤマハは、楽器も製作・販売されていますよね)
 気になる方は、のぞいてみて下さればよいと思います。揖保川と童謡の小径の間の古い町並みの商店街の通りの東側に古い木製の引き戸のお宅にあります。ヤマハのチャッピーも置いてありました。
 持ち主の奥様と思われる方に、「譲っていただけないか?」とお願いしましたが、丁重にお断りされました。
 きっと、他に何人かが、手に入れようとお願いしているのかもしれません。
 しかし、<赤とんぼ号>は、たつの市のこの民家にこそ存在すべきだと、最近は思います。
 私が「お譲り頂けないか?」とお願いした時は、私の私利私欲が勝っており、今考えると、はしたない事をしたなと思います。
 最近まで、その民家にあったのを確認しておりますので、きっと、オーナーの奥様と思しき方が、たつの市に残すために守って下さっているのだと思います。
「童謡」に関する記事は、下記URLをご覧下さい。
ページが見つかりませんでした - 音楽!あれこれなんでも情報局
音楽とは、「音」(楽器、声楽等)と「楽しむ」(作詞、作曲、演奏、歌手)による表現活動を自分に生かす媒体だと考えています。




「童謡の小径」では、「赤とんぼ」「里の秋」「夕焼け小焼け」等の曲を視聴可能!

童謡「赤とんぼ」の作詞で知られる詩人・三木露風がたつの市の出身であることにちなみ、「赤とんぼ」を代表に合計8曲の童謡のメロディーを聴く事ができます。
 メロディーは、「童謡の小径」にある特定の「碑(いしぶみ)」を踏むと流れる仕組みになっています。
 視覚によるだけでなく、聴覚にも訴えるメロディー。「龍野公園」の林の中の風光明媚な自然林と相まって、とても癒される空間になっています。
 私的には、和歌山県の(熊野古道)に勝るとも劣らない場所だと思います。規模は小さいですが・・・
 「ヤマハ」創世記の代表的なバイク「YAー1」(ガソリンタンクが赤色でスマートなシルエットがトンボを連想させる為、<赤とんぼ号>と呼ばれている 125cc)は、2サイクルですので、例えていえば、「ポンポン」に近い音を奏でます。動画を見られたらわかりますが、流石に、楽器も製作・販売されているヤマハです。因みに、ヤマハのロゴマークは、音叉を組み合わせたもので、勿論バイクにも使用されています。



童謡が煩いという意見にも対応できる?

  近年、防災無線等の動作確認の意味も込めて、各自治体で決められた時間に「童謡」を流すことに関心が高まっています。特に農村部や山間部では、時間を知らせるとか、働く人の和みになるとか、子どもに帰宅を促すとかという事で注目を浴びています。
 一方、夜勤や、三交代勤務の人、乳幼児を抱えた親御さんには、不評な話も聞こえてきます。
 そういった中、この「童謡の小径」の取り組みは、今後の方向性を見つける良いヒントになるのではないかと個人的に思います。大きな建物等から、大音量で流すのではなく、近くを通った人のみが、必要に応じて聴ける「童謡の小径」という考えです。民家の近くには流さない。時計が近くにない人だけ、時間を知ることと、音楽に浸るという意味で、有効な方法を考えるアイデアだと思います。
 実際問題、商業施設等では、センサーでお客様が近づいたときだけ、CMの音楽やDVDを流すものもよく見かけますよね。
 遊び心からできたせっかくの取り組みを、今後に生かす良いアイデアだと思います。
因みに、最近、「『夕焼け小焼け』の音楽が流れて、煩い」と言う記事がネットで流れました。
この、たつの市の取り組みが、そのような問題を解決する糸口になればよいかなと思います。
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