六甲おろし の歌詞の意味が深い。歌うトーマスオマリーのCDが人気?

「 六甲おろし」は阪神タイガースの応援歌として定着しています。阪神ファンならば知らない人は居ないくらいです。逆に、「六甲おろし」を知らないと「阪神タイガースファン」を名乗れない程です。
 しかし、「六甲おろし」の正式名称が『阪神タイガースの歌』というオーソドックスな名前であることは、ご存じない方が多いかもしれません。
 この記事では、「六甲おろし」の歌詞から、その成り立ちや意味、更に外国人選手が歌ったCDにまつわる話を書きたいと思います。





六甲おろしの歌詞の意味が深い。

 最初に、「大阪タイガースの歌」は日本プロ野球史上最も古い球団歌として作られましたが、その後阪神タイガース応援歌としての地位を固めてきました。阪神タイガースの歌と言うよりも言いやすく、又歌い出しのフレーズから「六甲おろし」が定着しました。
 「六甲おろし」は、元々、六甲山で起こる自然現象(山颪)の名前なのですが、阪神タイガースの応援歌「六甲おろし」定着した今は、「六甲おろし」とネットで検索すると、阪神タイガース関連の記事ばかりがみられています。
 ピアノと言えば、楽器のピアノを思い浮かべる方が多いと思います。しかし、本来、ピアノは、ピアニッシモ・ピアノ・フォルテ・フォルティシモに使われるように、主に楽譜の中での表現記号に使われていたのに、今では、ピアノと言えば、楽器のピアノを指すと思う方が多いのと似ていますね。(余談ですが、楽器のピアノも、正式名称は【ピアノフォルテ】だそうです。

 

阪神タイガースの歌(六甲おろし)

古関 裕而(こせき ゆうじ)が手がけた日本プロ野球史上最も古い球団歌

『阪神タイガースの歌』は、1935年の大阪タイガース設立時に発表された阪神タイガースの球団歌。『六甲おろし(六甲颪)』の通称で親しまれる日本プロ野球史上最も古い球団歌。

作曲は、高校野球テーマソング『栄冠は君に輝く』で知られる古関 裕而(こせき ゆうじ)

作詞は、『赤城の子守唄』を手がけた佐藤 惣之助(さとう そうのすけ)。

『阪神タイガースの歌』の原曲『大阪タイガースの歌』は、1935年の大阪タイガース設立に合わせ、1936年に甲子園ホテルで開かれた激励会で初披露された。

同曲が人気を獲得した要因としては、1970年代の朝日放送ラジオ「おはようパーソナリティ中村鋭一です」の役割が大きい。

スポーツ中継一筋のアナウンサー中村鋭一は、大の阪神タイガースファン。中村は「優勝しなかったら頭を丸める」と公約した元祖とされ、実際に番組内で頭を丸める様子が生放送され話題となった。

中村鋭一は阪神タイガースが試合に勝つと、翌日に番組内で『六甲おろし』を熱唱していた。これがリスナーから大変な人気を集め、1973年に発売された中村の歌唱によるレコードは、40万枚以上のヒットを記録した。

 

ちなみに、『六甲おろし』という通称は、中村鋭一が考案したとされている。

タイガースが勝利した翌日にラジオで『六甲おろし』を歌う慣習は関西地方の朝の名物となり、中村鋭一から引き継がれた後番組「おはようパーソナリティ道上洋三です」にも継承されている。

 

歌詞

六甲颪(おろし)に 颯爽(さっそう)と
蒼天(そうてん)翔(か)ける 日輪(にちりん)の
青春の覇気(はき) 美(うるわ)しく
輝く我が名ぞ 阪神タイガース

オウ オウ オウオウ
阪神タイガース
フレ フレフレフレ

闘志溌剌(はつらつ) 起(た)つや今
熱血既に 敵を衝(つ)く
獣王の意気 高らかに
無敵の我等ぞ 阪神タイガース

オウ オウ オウオウ
阪神タイガース
フレ フレフレフレ

鉄腕強打 幾千度(いくちた)び
鍛えてこゝに 甲子園
勝利に燃ゆる 栄冠は
輝く我等ぞ 阪神タイガース

オウ オウ オウオウ
阪神タイガース
フレ フレフレフレ

歌詞の意味・補足

★六甲颪(おろし)

六甲山地から吹き降ろす山颪の通称。主に秋から春にかけて吹くことが多い。

★颯爽(さっそう)

人の姿・態度・行動が、さわやかで勇ましいさま。

★蒼天(そうてん)

青空、大空、春の空

★翔(か)ける

鳥などが空高く飛ぶこと

★日輪(にちりん)

太陽のこと

★覇気(はき)

あふれるばかりの意気。意気ごみ。覇者になろうとする意気。野心。

★溌剌(はつらつ)

元気のよいさま。 いきいきとしているさま。

★幾千度(いくちた)びどれくらい多くの回数。 非常に多くの回数。 何千回。

 

引用元:世界の民謡・童謡
一般的な(笑)、「六甲おろし」です。




六甲おろしを歌うトーマスオマリーのCDが人気?

 「六甲おろし」をプロ野球選手のオマリーが歌う?しかも、外国人?日本語で歌う?それとも英語?
 様々な疑問がわく中、CDが発売されました。1994年5月25日の事です。しかも、初版です。という事は、重版も出たのでしょうか?
 続いて、トーマスオマリーの「六甲おろし」です!

山下達郎さんと星野源さんが、ラジオから流れてきた音楽で心をグッと掴まれた曲についてトークをされたことがあります。星野さんが選曲したのが『オマリーの六甲おろし』でした。

(DJさん)さあ、ではラジオから流れてきた音楽で心をグッと掴まれた曲。いまでも印象に残っているマイ・ファースト・ラジオ・キラーチューンをお一人ずつ挙げていただきたいんですが……じゃあ、源さんから。

・・・<中略>・・・

(星野源)・・・僕が初めて聞いてお腹痛くなるぐらい笑ってしまった曲がありまして。それが、当時阪神タイガースの選手だったオマリー選手の『六甲おろし』。

★おなかが痛くなるくらい笑ってしまった曲? いろいろ素人さんの歌を聞く機会も多いだろうと思われる(星野源)さんがそれくらい笑う曲って???

私も聴いてみてわかりました。その意味が!

頑張って、日本語を覚えた、トーマスオマリーさんの努力は認めます。滑舌の悪いところは、難しい日本語なので許してあげたいですが・・・。そもそも、聴き慣れた「六甲おろし」ですから、歌詞はわかります。しかし、音程が・・・。音程の方は、「聴き慣れているので、わかります」とは、言えませんでした。素人ののど自慢でも、予選通過に出場できるかどうか、嫌、失礼ですが、そのレベルを凌駕するような、音程で・・・(笑)

きっと、そこも織り込みずみでの、CD制作だったと思います。いわゆる、関西のノリと言うか???

では2番の、英語バージョンはどうか? 期待大ですね!

しかし、高校までしかまともに英語教育を受けてない私でさえ、「その英語おかしいんちゃう?」と思えるのです。

しかも、歌詞は英語であるにも関わらず、音程は・・・笑えます!はっきり言って衝撃的です!

結局、ここでも、関西のノリを、重視したのだと確信するのです。

私の想像ですが、トーマスオマリー選手は、音程が取れないことの自覚がなかったのではないか?

或いは、わかっていたけど、阪神球団にそそのかされて(笑)、「ここは一つ、阪神の為に、人肌脱いでくれ!」と言われたのではないかと思われます。(人肌脱いでくれ)の意味さえ解らなかったと想像できますが。

とにもかくにも、トーマスオマリーの「六甲おろし」は未だに大人気のようですね。

この曲については、毎年のように年中行事のように、関西での情報番「おはよう朝日です」でも取り上げられていますね。

 




「おはよう朝日です」音楽関係者記事一覧!

最後に、途中でも取り上げましたが、「おはよう朝にです」というテレビ番組の音楽シーンに出演された、或いは取り上げられた音楽関係者の方の記事を一覧にまとめてみました。

私が投稿した記事のみですが、宜しければご覧ください。尚、本記事のURLも入っている場合もありますし、途中でリご紹介した記事も入っているかもしれませんが、ご了承ください。

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