子どもの歌とは何か?
ジャンルで言えば、童謡、子守歌、唱歌、遊び歌、アニメ曲、等々が真っ先に思い浮かびます。
しかし、時代は変わっています。子どもも、瞬時に音楽を選べ、聴ける時代になり、大人の趣向が大きく影響する時代になりました。
いずれ、「子どもの歌」は死語になるのではないかと思うくらいです。
だからこそ、今一度「子どもの歌」について述べたいと思います。
子どもの歌
子どもの歌とは?
・子どもが大好きな(歌いたい)歌
・子どもに歌ってもらいたい歌
の二つに大きく分けられると思うのです。
子どもが歌いたい歌ランキング(子ども目線)
・アンパンマンのマーチ
アニメ「アンパンマン」の人気に後押しされているように思われますが、「アンパンマンのマーチ」は、明るく前向きに生きよう!という思いが強く、しかも(押しつけ感)が無くて、私も大好きです。
・からだ ☆ダンダン おかあさんといっしょ 体操のうた
体をいっぱいに使って歌える「からだ☆ダンダン」は流れるとつい踊ってしまう楽しい曲。赤ちゃんにも踊れる不思議な魅力があります。
・ミッキーマウスマーチ
運動会で踊ったなんていうことも多い「ミッキーマウスマーチ」。とにかくリズム感が良い。歌詞もほとんど「ミッキーマウス」としか歌ってないのに、不思議な魅力があります。CMソングでしょうか?(笑)子供たちも自由に踊りますよね。
・ギンギラ銀河 妖怪ウォッチ
テンポよくノリのいい曲調で、子どもたちが飛び跳ねながら歌って踊る姿が目に浮かびます。
・パプリカ Foorin
歌いやすく踊りやすい歌。一時期、どこでもかしこでも、流れていましたね。大人も無意識に口ずさんでしまう。
・レット・イット・ゴー アナと雪の女王
流行りに流行ったアナ雪のテーマソング。ドレスを着て、手を大きく広げて歌う子も多数。
・さんぽ となりのトトロ
しっかり手を振ってお散歩したくなる曲です。実際に歌いながらお散歩している子を見かけます。しかもとても楽しそう!
・ようかいしりとり おかあさんといっしょ
たくさんの妖怪が出てくる。「掛け算九九の歌」のひらがなバージョン?
・とべ!カレーパンマン
ちょっと懐かしい雰囲気のするカレーパンマンの歌。飛べー!という勢い感のある歌が人気の理由のよう。
・Viva! Spark!トロピカル~ジュ! プリキュア
女の子のヒーロー、プリキュアの代表曲。変身ポーズをするのが人気!
・出前館のCM曲
どうにも頭から離れなくなってしまうCMソング(笑)。子どもに歌われたら、CM曲としては大成功でしょう!(笑)
・いたちのたぬき なぞなぞうた
謎解きの歌は、子どもの発想を豊かにする。最後の「じゅーっ」が可愛いくて子供に人気ですね。
・うどん体操
九州のローカルチャンネルで放送されている。ローカルチャンネルから、ランクインするのは、ノリノリだから?
・グッド・ムード/パウパトロール
子どもたちに大人気アニメのバウ・パトロールの主題歌。アップテンポで子どもも歌いやすいし、覚えやすい。
・ムンクの叫びラーメン
びじゅチューン!で放送されたこの曲は、ゆるいテンポ。「ムンクの叫びの絵」と、「ラーメン」のアンバランスが魅力?
・千本桜 WhiteFlame
大人でも早口で歌詞が難しいもの。子どものリズムにあってて歌いやすいのでしょう。
★リズム感は、すなわち、身体表現。子どもは活動的です。体の動きでリズムをとり、歌う時も体をゆする事が多いです。
更に、最近の風潮として、テレビや動画で出てくる歌手は、踊り上手!子どもなら、憧れますよね!
直立不動で、歌を聞かせる歌手は、昭和初期で殆ど衰退してきましたもんね。
批判を恐れずに書けば、最近の歌手は、踊りの方が重視されている! 「歌唱力は二の次でも、踊れたら良い」と言う風潮があります。
歌番組での「口パク」疑惑も、たびたびネットで噂されていますよね。
★覚えやすさは、勿論歌える達成感を満たすと思います。
色々なパターンがありますが、同じようなフレーズやメロディーの繰り返しが多いのも特徴ですね。
あとは、何と言っていいのか、子どもたちの独特の感性といいますか?覚えやすいのは勿論だと思いますが、覚えにくい歌を歌う!
或いは、難しい歌を歌い上げるや、簡単な歌をしっとりと上手く歌い上げる!とか考えられます。
▼でも、今挙げた二つの理由は、大人たちにも言えますよね。
・ほとんどの人が知らない歌だと、上手くなくてもわからない。
(例) 私の経験では、毎回「煙が目にしみる」という歌を歌う同僚がいました。(笑)
・歌に自身のある人は、有名な曲に挑戦して、周囲をうならせる。
(例) 美空ひばりの「愛燦燦」を歌い上げる。
・或いは、難曲を歌い上げて、自分の力を鼓舞する。
(例) ミスチルの「名も無き詩」の
「成り行き任せの恋に落ち、時には誰かを傷つけたとしても、その度、心痛める時代じゃない。
誰かを思いやりゃ仇になり、自分の胸突き刺さる・・・」に代表されるような曲。
我々は、結局、子どもも、成育歴や経験により、様々である事を認識する必要があるのです。
もっと言えば、子どもの世界は、大人社会の縮図であると。
しかも、これだけ、リアルタイムで世界の音楽に触れることができるならば、聴きたいと思う曲が瞬時に聞けるのです。
我々の青春時代は、好きな音楽が見つかっても、放送局にリクエストするか、週末にレコード店に行って探し、なければ注文でした。
ところが、今は、私の80代の母親でさえ、「携帯で、聴かせてくれ」。「よし気に入った。ネットで注文してくれ」と言う時代です。
それだけ瞬時に、その曲を習得しなければならないのです。忙しい世の中になったものです。
しかし、気に入った曲が見つかれば、30分あれば、5回くらいは聞いて練習できる環境にあるのです。
子どもに歌ってほしい歌ランキング(大人目線)
子どもは、歌いたがらないかもしれない。子どもに歌ってほしい。無理ならば、子どもには一度は聞いてほしい、私の一押し「子ども歌謡曲ランキング」があります。
アラ還の親父の思いも聞いてみてください。殆どが歌詞重視です。
「牛や鳥やお魚も、人間の為にあるのよ サア残さずに食べなさい。そんな風に言うお母さんに はなりたくありません。でも、私だって食べて育ってきたのだし、虫だって殺したこともあります」
人間を自分に置き換え、動物を他人に置き換えると、とても、奥が深い意味になると思います。 この歌は1974年にリリースされましたが、現在では、人が、弱者に対して、動物以下の扱いを
していることに危惧を覚え、是非とも、そういう所に目を向けて欲しいのです。
イルカさんの「いつか冷たい雨が」については、別記事で、私の思いを書いていますので、宜しければお読みください。
「おばあちゃんはこう言った。トイレには、それはそれはきれいな女神さまがいるんやで。」
男女差別と言われかねませんが、一人のおばあちゃんの話としてとらえたら、とても大切なものを教えてくれていると思うのです。男女差別かもしれないが、この曲を聴かせなければ、男女差別の問題提起にもならないと私は思うのです。
もう一つは、仕事の貴賤について、おばあちゃんの言葉が、仕事に貴賤はない。貴賤を語るのは、貴賤の「貴」の仕事に就いた人の詭弁だと言ってると思えるのです。
「ナンバー1でなくても良い、オンリー1になればいい。」
どこぞやの、国会議員さんに聞かせてあげたい。
「一日一歩、」三日で三歩、三歩進んで二歩下がる」
人生は一足飛びに進むことはまずない。着実に少しずつ進むことの大切さを、とても分かりやすい言葉で、表現していると思うのです。
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